【新型フォレスター】1.8Lターボモデル試乗インプレッション
2020年10月22日に発表されたC型となる「新型フォレスター」の1.8Lターボモデルに試乗できる機会がやってまいりましたので、試乗インプレッションしたいと思います。
今回試乗するモデルは、1.8Lのターボモデルで「SPORT」というグレードになります。「e-BOXER」についてはまた機会をみて試乗させていただこうと思っております。
グレード
新型フォレスターのグレードは、Touring/X-BREAK/Advance/SPORTと4つのグレードがあり、「SPORT」以外は全て「e-BOXER」ハイブリッドとなっております。
価格
- Touring:2,915,000
- X-BREAK:3,058,000
- Advance:3,157,000
- SPORT:3,289,000
パワートレイン
パワートレインは2種類
2.0L+モーター(e-BOXER)/1.8Lターボ
e-BOXERと1.8Lターボでは、あまり燃費の差は無いようです。こうなるとハイブリッドのありがたみが薄くなってしまうかも知れませんね。
走行性能
フォレスターの特徴としては、最低地上高が220mmもあるため、走破性が高いことが特徴です。
ただ、フロントスポイラー等を装着してしまうと、アプローチアングルの角度が低くなってしまうので、オフロードをメインに考えている方は注意が必要です。
また、X-MODEを搭載しているので雪道やダートなどでの走破性が非常に高い事がわかります。
走行安全
走行安全に関しては、標準でアイサイトを搭載し、Advance以上でアイサイトセーフティプラスが搭載されている。
アイサイトセーフティプラスの特徴としては、ドライバーの認識範囲を増やし「ヒヤリ」を低減することが目的のようです。
代表的な装備としては、後側方警戒支援システムやアダプティブハイビームが装備されていますので、Advance以上のグレードを選びたいところです。
エクステリア
今回試乗させて頂く「SPORT」のグレードは、グリルやフォクランプ部分がブラック塗装になっていて引き締まった印象を受けます。
ヘッドライトのフォレスターのロゴもカッコイイですよね。
また、サイドミラーやリヤのガーニッシュもメタリックグレー塗装されていて特別感が漂います。
また、ダークメタリック塗装のホイールと相まってスポーティになっております。
やはり、ホワイトボディにブラックのホイールは最高です?
タイヤサイズは4輪共に225/55R18でタイヤメーカーはファルケン製のオールシーズンタイヤでした。
インテリア
全てのシートがウルトラスエードを使っていて触り心地や座り心地がとても良かったです。
また、至る所にスエードが使われていてとても良い雰囲気となっておりました。
センターコンソールには洗練されたデザインでナビゲーション画面や空調の操作ボタンが並べられており、使いやすく設計されているようです。
メーター周りも今まで通り、アナログメーターとセンターにディスプレイがあるタイプとなっておりますね。
ウィンドウスイッチ周りは、メッキ加工されていて高級感がありますね。ただ、前席だけがオートで、後席はオートではありません。ちょっと残念ポイントですね。
カップホルダーは、横置きのタイプなので合格です?
荷室
十分に広くて文句の付けようはありません。
バックドアは電動で開きますし、閉まります。
また、相変わらずワンタッチで後席が倒れる機構は便利ですね。
走行レビュー
第一印象としては、新型フォレスターの1.8Lターボエンジン、とっても良いですね!
視界が良く、そして、ハンドルも軽くて女性ドライバーにも喜ばれると思いました。
また、走行中の静粛性も高く、エンジンの音もふかさないと聞こえない程静かで、フォレスター、ここまで乗り心地が良くなってしまったか、という印象です。
驚きなのが、ファルケンのオールシーズンタイヤが静かでしっとりとした乗り味を出してました。
ファルケンと聞くとスポーツタイヤでロードノイズ上等みたいなイメージがありますが、時代は変わったのですね?
そして、アクセルに対するレスポンスもよく、踏めば踏んだだけ加速するので、ストレスなく運転出来ます。
SUBARUさん、このエンジン最高ですね!参りました。
まとめ
最近のクルマは、どの車も乗り心地に関して言えば行き着く所まで行っている様に感じます。
もちろん高級車に搭載されている高いサスペンションの様なあの乗り心地には及ばないと思いますが、十分に満足出来るレベルまで来ていると思います。
フォレスターがここまで乗り心地が良いとは思ってもいなかったので、良い意味で裏切られた感じがしてとても不思議な気分です。
最後に今後の期待を込めて僕が思う事を伝えますが、SUBARU車の一番の課題は、燃費だと思っております。
CAFE規制等でだいぶ頑張っているのは見受けられますが、まだまだ燃費は悪いと思います。
今回のフォレスターもそうですが、e-BOXERとガソリンターボエンジンの燃費がほぼ変わらないと言うのはちょっと頂けないし、トヨタハリアー2.0L4WDのWLTCモード14.7kmにもハイブリッドなのに及ばないのは何とも悔しい。
燃費を求めてe-BOXERを選ぶ方もいらっしゃいますので、その辺はどうか今後改善して行ってくれたら嬉しいなと思います。
以上、最後は辛口になってしまいましたが、最後まで読んで頂きありがとうございました。
写真出典元:株式会社SUBARU フォレスターページ
撮影/試乗協力:栃木スバル自動車株式会社