【GRヤリス】一般道試乗レビュー
ようやくこの日がやって来ました。
近くの販売店で「GRヤリス」の試乗が出来る事になりました?
もちろん、一般道の試乗になりますので激しい運転は出来ませんが、比較的自由に試乗させて頂けることが出来ました。
今回試乗したグレードは、一番値段の高い「RZ“High performance”」モデルとなります。
簡単に仕様についてご説明いたします。
グレード・価格
グレード展開はわずか3種類となり、2WDのRS、4WDのRZとRZ“High performance”となります。
パワートレイン
パワートレインは2種類、RSには1.5L NAエンジン
RZには、1.6Lターボエンジンが搭載されております。
1.6Lターボモデルは、280馬力に近い272馬力!そして、トルクも37.7kgf・mというとんでもないエンジンです。
しかも、パワーウエイトレシオが4.71って、凄すぎる?
どうりで加速が尋常では無いはずです・・・。
走行性能
4WDのRZは、アクティブトルクスプリット型の4WDシステムとなっており、スポーツ4WDです。
また、WRCからのノウハウを注ぎ込んで作ってある凄い4WDのようです。
4WDのモードも3つから選択する事が可能となっていて、走行シーンにあった動力配分が可能となるようです。
もちろん、試乗ではそんなに試すことは出来ませんでしたが、十分に楽しむことが出来ましたよ。
さらにRZ“High performance”にはフロントとリアデフにトルセンLSDを採用していて、さらに凄い事になっております。
ちなみに、トルセンとはトルク・センシング(トルク感知)の略です。
走行安全
基本的な安全装備(プリクラッシュセーフティ、LTA、AHB)はついていますが、マニュアルなので全車速制御は出来ません。(当たり前か)
詳しくは、WEBでご確認下さい。結構、思ったよりも付いていて安心出来ます。
エクステリア
ベースはヤリスという事ですが、3ドア化されている事と、フェンダー部分の張り出し等、ヤリスとは思えないダイナミックなイメージとなっています。
また、空力をとても考えているエアロパーツが多数装着されておりますので、直進安定性も良くなっていると思われます。
是非、高速道路を運転してみたいものです。
RZ“High performance”のタイヤサイズは前後共に225/40R18というサイズとなっていて、ミシュランのパイロットスポーツ4Sを履いておます。
なんと、ホイールにはBBSの鍛造ホイールが奢られておりました?
他のグレードはタイヤサイズは同一ですが、銘柄が異なり、ダンロップのSP SPORT MAXX 050と、ENKEIの鋳造ホイールの組み合わせです。
インテリア
インテリアの質感もとても良く、試乗車のグレードにはウルトラスエードと合成皮革となっていてとても触り心地も良いものでした。
また、オーディオもこのグレードにはJBLの物が標準装備されていて、音質にも拘っているようです。
荷室も広く、後ろの席を倒せば、タイヤ4本位は積めるくらいの広大さはあると思います?
荷室下には、最近のクルマでは多いですが、重量配分を意識してか、バッテリーが搭載されておりました。
走行レビュー
一言で言えば、「凄い!」です?
かなり久しぶりのマニュアルでしたが、楽しむことが出来ました。
マニュアルですが、iMTをONにすると、変速時の回転数を自動で合わせてくれるのでスムーズな変速が可能となっており、とても運転しやすいと思います。
また、エンストしても(1回してしまいました?)クラッチを切る事で自動的にエンジンがリスタートして直ぐにクラッチを繋ぐことが出来ますので安心です。
正直、驚きました。エンジンを掛けようと思う間もなくリスタートしました。
乗り心地は引き締まった足となっていますが、サスペンションが良く動くので街中でも不快に感じる事は無いと思います。かなりしなやかな足回りですね。
ハンドリングはどっしりとした感じですが、癖はなく、それほどクイックでもないので、普段レヴォーグを乗っている僕でも違和感なくハンドル操作は可能でした。S字カーブのような道路では、地面に貼りつく様な感じでとても気持ちが良いです。
エンジンフィールについては、1速で少しだけ引っ張ると、三気筒独特の音ですが、良い音がして快感を覚えます。暴力的な加速で、昔の3Lターボのようなトルク感があります。
シフトフィールは、ストロークも短くカチカチと操作出来るので、久しぶりの運転でも迷わず操作が可能でした。
これを思うように操作出来るようになったらホント、気持ちいいでしょう。
また、リバースに入れるときは、シフトノブの下の部分を引っ張る事でリバースに入るので、通常運転している時に誤って入れそうになる事はありません。
とにかくGRヤリス、最高でした!
まとめ
さすが、トヨタ自動車と言えるクルマになっていて、トヨタが本気を出すと本当に良いクルマが出来ますよね!
クルマはどこか尖っているところがあると、購入したくなります。
また、運転していて笑顔になれるクルマなんて、そうそうないと思いますので、まさに、「買い」の一台ではないでしょうか。
「欲しい!」と思ったら迷わず買っても損はしないはず。
皆さんも機会があれば、是非、試乗してみては如何でしょうか?
写真出典元:トヨタ自動車 GRヤリスページ