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新型ハリアー試乗レポート

TUKASA
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ネッツトヨタに行く機会がありましたので、新型ハリアーの試乗をしてきました。現在、レクサスRX450h(2010年式)を乗る僕がレビューしていきたいと思います。

今回、試乗させて頂いたグレードは、こちらです。

Zガソリン・2WDを試乗させて頂きました。

ハリアーは4代目となりいよいよ熟成された感じが出ており、非常にスタイルが良いクーペスタイルのSUVで、一言でいうと「カッコいい」ですね。

外装

このグレードのタイヤサイズは、225/55R19と大きめのサイズとなっています。
ホイールのデザインは、高級感のある感じでとても似合っていて、やはり純正ホイールはマッチングが良いですね。

フロントは、チョウヒのエンブレムがトヨタに変わっており、グローバルを意識した形となっています。
精悍な顔つきで、個人的にはかっこいいと思います。

ヘッドライトは、プロジェクター式のLEDとなっており、目つきが鋭く良いですね。アダプティブハイビームシステムが搭載されているので、夜間自動的にハイビームになるので安心安全ですね。

出典:トヨタハリアー公式カタログ

リアのデザインも、横一文字のテールランプが本当に美しいですね。
リアのくびれもとても造形が豊かで美しい。

予防安全

トヨタセーフティセンスが標準装備されているため、非常に安全性が高いです。

  • プリクラッシュセーフティ(ミリ波+単眼カメラ)
  • レーントレーシングアシスト
  • レーダークルーズコントロール(全車速)
  • アダプティブハイビームシステム
  • ロードサインアシスト(制限速度などが表示)
  • 先行車発進通知
  • クリアランスソナー
  • リヤクロストラフィックオートブレーキ

上記の他にも視界確保のために、プロジェクター式LEDヘッドライトやLEDハイマウントストップランプ(ロングタイプ)が付いています。

また、インナーミラーもデジタル表示がされており、先進性を感じます。
しかしながら、デジタルインナーミラーは平面に映るので視点の移動が難しく、試乗時間だけでは慣れませんでした。

普段は、鏡にしておいた方が良いでしょうね。
雨の日や視界の悪い日に付けると活用できると思います。

出典:トヨタハリアー公式カタログ

そして、パノラミッくビューモニターも付いていましたので、狭い駐車場でも安心して停めることが出来ますね。

出典:トヨタハリアー公式カタログ

操作系

ステアリングヒーターはZグレードには無く、Zレザーパッケージに付くようです。あると冬は最高なんですよね。
チルト&テレスコピックは電動でした。

メーター周りの中央に7インチの液晶もついており、ナビの案内だったり、クルーズコントロールの状態等を確認する事が出来ます。

出典:トヨタハリアー公式カタログ

また、Zグレードには、カラーヘッドアップディスプレイも付いており、運転中の速度の確認や、ナビの方向等を確認する事が出来ます。

そして、ブレーキホールドも当然付いており、現代の便利装備は全て搭載されているイメージがあります。

出典:トヨタハリアー公式カタログ

内装

試乗車はファブリック+合成皮革でした。
安っぽさは無く、満足できると思います。

座った感じも良く、長距離でも疲れないような座り心地です。

そして、運転席のみパワーシートで、助手席は残念ながらマニュアルでした。
Zレザーパッケージになると、両方パワーシートになるようですので、助手席もパワーシートが欲しい方はレザーパッケージを選ぶ必要がありますね。

インストルメントパネルやコンソール部は、乗馬の「鞍」の厚い革が持つ、おおらかな曲面をイメージしたとの事ですね。

エアコンは、左右独立温度コントロールとなっており、運転席と助手席が別々に温度調整が出来ます。後席にも吹き出し口あります。
女性と男性では温度の感じ方が異なりますので、この装備は欠かせないですね。

後席の膝回りは、運転席を一番後ろに下げた状態で、拳が1.5個位、僕(165cm+座高高め)がドラポジを取った状態で拳が4つ以上は入るほど、広いです。

リクライニングも可能でした。

運転席を一番後ろに下げた状態
運転席を僕のドラポ時に合わせた状態

ただ、シートレールが気になりますね。やけに高さがある。

ラゲージは、広く、ゴルフバックなども余裕で詰めると思います。
また、デッキボードの裏に吸音材が貼ってあり、ワゴンボディの宿命的な騒音を抑えられていると思います。
セダン系は、トランクがあるので、非常に静かに出来ますが、ワゴンは難しいんですよね。

ナビオーディオは、何と、JBLプレミアムサウンドシステム月の12.3インチのディスプレイがZグレードには標準装備でした。
これは、驚きですね!ナビ関係はオプションが多い中、標準装備だとかなり嬉しいですね。

音質も確認しましたが、重低音も出るのでEDM(ザ・チェインスモーカーズのDon’t Let Me Downで確認)も問題無く聞けました。
また、遥海さんの「PRIDE」も聞きましたが、低音から高音までキレイに出ており、不満は感じませんでした。

そして、静かな車なので、モーツァルトも問題無く聞くことが出来ますね。
さすが、JBL※のスピーカーが9個付いているだけの事はあります。

※JBLはソニー、BOSEと同様にオーディオ業界では非常に有名なメーカーです。スタジオのモニタリングスピーカー等にも使われたりしております。
ブックシェルフ型のスピーカーはとても有名で多くのスタジオで使われたりしてます。書いていたら欲しくなってきた(笑)

出典元:https://jp.jbl.com/studio-monitor-speakers

ドアのヒンジは、鍛造式ではなく、プレス式でした。
ハリアークラスでは、鍛造式※を採用して欲しいですね。

※鍛造式については、こちらの記事をご覧ください。

また、アクセルペダルは、オルガン式?ではなく、なんちゃってオルガン式みたいです(笑)

エンジン

2.0Lのダイナミックフォースエンジン
最大出力:126kw(171PS)/6,600r.p.m
最大トルク:207N・m(21.1kgf・m)/4,800r.p.m
燃費:2WD 15.4km/L(WLTCモード)

出典:トヨタハリアー公式カタログ

数値だけを見ると、トルクは細く感じてしまいますが、実際に試乗した感じでは、数値以上のトルク感を感じることが出来ました。

アクセルに対するレスポンスも良く、軽く足を乗せる位でよく回ります。

参考までにパワーウエイトレシオとトルクウエイトレシオは以下の通りです。
中々この数値をみてピントくる方はいないかも知れませんが、ご自身の車の数値を確認すると、自分の車よりも動力性能が良いか判断出来る一つの数値かと思います。

計算は、車両総重量÷馬力でパワーウエイトレシオ、車両総重量÷最大トルクでトルクウエイトレシオが算出出来ます。

なお、数値が低い程、動力性能が良いという事です。

  • パワーウエイトレシオ:1925kg÷171PS=10.8kg/PS
  • トルクウエイトレシオ:1925kg÷21.1kgf・m=91.2kg/kgf・m

寸法

全長×全幅×全高(mm):4,740×1,855×1,660
ホイールベース(mm):2,690
最低地上高(mm):195

非常に扱いやすいサイズだと思いますね。
全幅が1,900以上になると大変ですが、このサイズであれば問題無いでしょう。

最低地上高が200mmを若干切るということで、ここはしっかりと200mm取って欲しかったかなと思います。

足回り

TNGA(Toyota Ner Global Architecture)でプラットフォームが新しくなっており、走り出した瞬間からとてもボディ剛性が高いのが感じられます。

ヤリスでも感じましたが、TNGAは凄いですね。
サスペンションは、フロントはストラット、リアはダブルウィッシュボーンを採用しており、とても足がしなやかになっております。

また、ばね上制振制御が効いていて、車体の上下の縦揺れを制御してくれているので、とてもフラットライドな感覚を得られました。

出典:トヨタハリアー公式カタログ

しかしながら、リアが軽い感じがして、ハリアーにしては重厚感が無いとも感じました。
ひょっとすると、4WDモデルだとリアがしっかりとして、もっとしっとりとした乗り心地かも知れません。

今後、機会がありましたら4WDモデルも試乗してみたいですね。

トランスミッション

Direct Shift-CVT(ギヤ機構付自動無段変速機+10速シーケンシャルシフトマチック)はステップ制御付きなので、ATのような感覚で走ることが出来て、非常に気持ちが良かったです。

ステップ制御を嫌う方もおりますが、僕はマニュアルやATのあの感覚が好きなので、とても気持ちよかったです。

ちなみに僕のRX450hはステップ制御が無いので、ブイーンと回るだけで気持ち良くありません(笑)

静粛性

一般道の試乗のみであったので、高速道路は分かりませんが、一般道ではかなり静粛性が高く、高速道路に行っても静かなことを予感させます。

ちなみに、60km~80kmで60db位でした。(スマホアプリで測ったので正確ではないかも知れません)

あまり触れられていない所ですが、フロントガラスには合わせガラス(高遮音性ガラス)を採用し、静粛性を高めております。

しかしながら残念なことに、フロントドアガラス(運転席・助手席)は遮音性ガラスは採用していないようです。

RAV4-PHVでは採用しているので、ハリアーもPHVが出れば採用されるでしょうね。

遮音性ガラスがフロントドアガラスに採用されていると、高速道路での遮音性が全く違い、静粛と言うよりも「静寂」と言うのが相応しい感じになり、会話の明瞭度が格段に向上するため、是非とも採用して頂きたいです。

ちなみに、僕の古いレクサスRXでも採用されています。
レクサスはカタログを確認すると、ES、RXはフロントドアに採用されていて、LSに至っては全面に採用されてます(笑)。他の車種はカタログでは確認出来ませんでしたので機会がありましたら確認しておきます。

その他

T-Connect Serviceは標準サービスが5年間無料で付帯されますが、オプションで以下のサービスが登録出来ます。
これは、おすすめですね。
必要に応じてチョイスすると良いかと思います。

・リモートスタート(2,420円/年)
暑い、寒い時に、スマホアプリでエンジンが掛けられます。

・マイカーサーチPlus(2,420円/年)
車の位置、ドアの開閉状態、ハザードランプの状態は、標準サービスで可能ですが、plusになると、オートアラームやエンジン始動通知、車両位置追跡そして、警備員の派遣が出来ます。
これは、レクサスでお馴染みのサービスですね。

・オペレーターサービスPlus(6,050円/年)
ナビの目的地設定は、標準サービスで可能ですが、plusになると、目的地を案内後に予約が必要な場合もしてくれます。ホテルやレストラン、国内航空券及びレンタカーの手配や保険まで取次ぎをしてくれるサービスです。
これもレクサスでお馴染みのサービスです。

全て入るとレクサスオーナーズデスクと同じ様なサービスが受けられるという事ですね。(もちろん、レクサスしかないサービスもあります)

詳しくは、販売店に確認してください。

要望事項

  • ナビケーションディスプレイの後付け感を美しくインストール出来ないか。
  • メーターパネル全てを液晶化、ライバルのドイツ車は大体液晶パネル化しているので、是非お願いします。
  • フロントドアガラスへの遮音性ガラスの採用。

まとめ

新型ハリアーは、デザイン、インテリアの質感、安全性及び動力性能の完成度の高いハードウェアだと感じました。
不満な部分は「無い」と言っても過言では無いのではないでしょうか。
完成度が高いために、色々と上を目指してしまいますが、コスパを考えると、とても良いパッケージだと思います。

試乗してみて、売れているのが納得できる。そんな気がした一台でした。

撮影協力

ネッツトヨタ栃木株式会社 田中橋通り店
栃木県足利市堀込町2586−3
TEL:0284-73-1141

ネッツトヨタ栃木さん、今回は試乗させて頂きまして、本当にありがとうございました。

それでは、また、別の車でお会いしましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

新米自動車ジャーナリストTUKASAでした。

下にグレード別の価格表を乗せておきます。
詳しくは、ネッツトヨタ栃木のホームページまで

撮影機材:SONY α7Ⅲ+SEL2870

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自動車やガジェットが好きで、この分野のブログを作りたいと思い、始めました。
僕の体験や発見を皆さんにお伝えし、楽しくて、ためになるネタを提供したいと思います!
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