ドラレコおすすめモデルはこれ!安いのに夜間も鮮明な70mai Dash Cam 4K A810レビュー

70mai Dash Cam 4K A810をアウトバックBS9に取り付けたレビュー
- なぜドラレコを導入したのか(背景・目的)
なぜドラレコを導入したのか(背景・目的)

私が改めてドライブレコーダーを導入しようと思ったきっかけは、これまで使っていた機器が知らないうちに故障していたからでした。フロント側はおよそ2年ほど前から録画されておらず、リア側も1年ほど前から動作していなかったのです。普段は映像が残っていると信じて運転を続けていたため、不具合に気づいたときには正直驚きました。事故やトラブルが起きた際に記録が残らないのは大きなリスクであり、すぐに新しいモデルを探し始めました。
現在ではドライブレコーダーは「万が一の証拠を残すための装備」として多くのドライバーに必須とされています。事故に巻き込まれた際だけでなく、あおり運転や駐車場での接触といった場面でも映像が役立ちます。私の場合は長距離ドライブや旅行で車を使うことが多いため、安心して走れる環境を整えることが何よりも大切でした。
こうした背景から、再び信頼できるドラレコを取り付けることにしました。単なる安全装備ではなく、自分や家族を守るための重要な備えとして導入を決めたのです。
A810の特徴と選んだ決め手
- 70maiというメーカーの紹介(信頼性・海外ブランドの特徴)
- 主要スペック(4K、IMX678、HDR、アプリ連携など)
70maiというメーカーの紹介(信頼性・海外ブランドの特徴)

私が最初に70maiという名前を知ったとき、正直「海外ブランドだから大丈夫かな?」と感じました。ところが調べてみると、このメーカーはシャオミ関連の企業で、世界中に製品を展開している実績があるとわかりました。特にドライブレコーダーの分野では累計販売台数も多く、海外レビューも豊富に見つかります。そうした背景を知ると、信頼できるメーカーだと感じるようになりました。
実際に使ってみると、価格の割に機能がしっかりしていることに驚かされます。4K録画や夜間に強いセンサー、スマホと連携できるアプリなど、必要な機能が揃っているのに国産モデルの半額程度で購入できるのは大きな魅力でした。さらにアプリの更新が定期的に入るため、使い勝手が徐々に改善されていくのも安心できるポイントです。
海外ブランドと聞くとサポート体制を気にする方もいると思いますが、日本の通販サイトでも購入でき、ユーザーレビューもたくさん確認できるので、実際の使用感を参考にできました。私自身、使ってみて「コスパを重視しながらも安心して使えるドラレコブランド」という印象を強く持っています。
主要スペック(4K、IMX678、HDR、アプリ連携など)
A810の大きな魅力は、4K解像度による圧倒的な映像の鮮明さです。一般的なフルHDモデルと比べると解像度は4倍になり、ナンバープレートや標識といった細かい部分までしっかり記録できます。特に高速道路を走っているときなど、相手の車が一瞬で通り過ぎる場面でも文字を確認しやすいのは安心につながります。
この高画質を支えているのがソニー製のIMX678センサーです。従来モデルより感度が高く、暗い場所でもノイズを抑えて明るく映像を残せるのが特徴です。夜間の市街地はもちろん、街灯の少ない山道や郊外の道路でもはっきりとした記録が可能で、ドライブのシーンを問わず信頼できる性能を発揮してくれました。
さらにHDR機能にも対応しているため、逆光やトンネルの出入り口のように明暗差が激しい場面でもバランスよく補正してくれます。白飛びや黒つぶれを抑えながら、肉眼に近い自然な映像が残せる点は非常に実用的だと感じました。
加えて、専用アプリを使えばWi-Fi経由でスマートフォンと簡単に接続できます。撮影した映像をその場で確認したり、必要なクリップだけを転送したりと、PCを介さずに扱えるのは大きな便利さでした。普段のドライブはもちろん、旅行中に記録した映像をすぐに家族と共有できるのも嬉しいポイントです。
こうして見ていくと、A810は画質・暗所性能・操作性をバランスよく備えており、安心して長く使える仕様だと実感しました。
アウトバックBS9への取り付け体験
- 実際の取り付け位置(アイサイトを避ける配置)
- 配線方法(シガーソケット/ヒューズ電源、どちらが適しているか)
- フィッティングと運転中の視界への影響
実際の取り付け位置(アイサイトを避ける配置)

アウトバックBS9にドライブレコーダーを取り付ける際、最も注意しなければならないのがアイサイトとの干渉です。フロントガラス中央には運転支援用のカメラユニットが配置されており、そのすぐ近くにドラレコを設置すると誤作動や視界不良の原因になりかねません。私が実際に設置したのは、アイサイトユニットから少し右寄りの位置でした。
また、左寄りに取り付ける方法もありますが、助手席側に回り込む形になるため、ケーブルの処理や角度調整がやや難しく感じられました。右寄りに設置した場合は配線の取り回しがスムーズで、運転席からの操作もしやすいと感じています。さらに、フロントガラスの上部に近い位置に固定することで、ワイパーの可動範囲内にレンズが収まり、雨の日でも映像がしっかり記録できました。
こうして実際に使ってみると、アイサイトのカメラを避けつつ自然に収められる場所を探すことが、快適なドラレコ環境をつくるうえで欠かせないと実感しました。
配線方法(シガーソケット/ヒューズ電源、どちらが適しているか)

ドラレコの取り付けで意外と悩むのが電源の取り方です。もっとも簡単なのは、付属のシガーソケット電源を使う方法です。これなら工具も不要で、差し込むだけですぐに使い始められます。短時間で設置できるため、初めての方や配線作業に不安がある方に向いていると感じました。ただしデメリットとして、ソケットを常に占有してしまうのでスマホの充電や他の機器を同時に使えなくなる点があります。
もう一つの方法がヒューズボックスから直接電源を取るやり方です。こちらは別売りのハードワイヤーキットを利用し、ACC電源や常時電源に接続します。作業には少し手間がかかりますが、一度取り付けてしまえば配線が目立たずスッキリします。また駐車監視モードを活かす場合には、この方法が必須となります。エンジンを切っても電源を確保できるため、駐車中の衝撃や動きを記録したい人には適しています。
私の場合は長距離ドライブや旅行が多いので、駐車監視機能を活かすためにヒューズ電源を選びました。配線をしっかり隠せるので見た目も自然ですし、常時監視できる安心感が大きなメリットになっています。一方で、もし手軽さを優先したいのであればシガーソケットの方がストレスなく始められるでしょう。つまり、どちらが適しているかは利用目的によって変わるのです。
フィッティングと運転中の視界への影響

実際にアウトバックBS9へA810を取り付けてみると、思っていた以上に自然に収まりました。ドラレコ本体のサイズは比較的コンパクトなので、フロントガラス越しに外を確認する際に邪魔にならないのも安心できるポイントでした。
実際に走行してみると、昼間も夜間も映像は鮮明に記録され、視界を犠牲にすることなく使えました。特にアウトバックはフロントガラスが広いため、取り付け位置に余裕があり、最適なポジションを見つけやすい車種だと感じています。適切に設置すれば、運転中の快適さを損なわずに、しっかりと記録性能を発揮してくれることが分かりました。
使ってみた感想(1か月間のレビュー)
- 昼間・夜間の映像クオリティ
- 駐車監視機能の実用性
昼間・夜間の映像クオリティ
A810を実際に使ってみて、まず印象的だったのは昼間の映像の鮮明さです。4K解像度により道路標識や看板、前走車のナンバープレートまで細かく記録でき、高速道路で車が一瞬で通り過ぎても、停止して映像を確認すれば文字が読み取れるレベルでした。視野角も広いため、交差点で左右から入ってくる車やバイクの動きも映像に収まり、状況をしっかり残せる点は安心感につながります。
夜間についても、スタービス2センサーの効果は大きく、街灯の少ない郊外や山道でも映像が明るく記録されました。従来のドラレコだと暗闇ではノイズが多く潰れてしまう部分も、輪郭がはっきり残り、歩行者や車の動きが確認できます。さらにHDR機能が白飛びや黒つぶれを抑えてくれるため、ヘッドライトの強い光が当たっても相手車両のナンバーを見やすく保存できました。雨の日の夜でも極端に暗くならず、ワイパーの動作に合わせてクリアな映像を残せたのは安心材料でした。
ただし、リアカメラはフルHD画質に留まっているため、フロントほど鮮明ではありません。昼間であれば後方のナンバープレートもある程度確認できますが、夜間は条件によって読み取りにくい場面もあります。後方の記録を重視する方にとっては、ここが少し物足りないポイントになるかもしれません。それでも全体としては、昼夜を問わず安定した映像を残せるフロントの性能が際立っており、日常走行から旅行まで安心して活用できる仕上がりだと感じました。
駐車監視機能の実用性
A810には駐車監視機能が備わっていますが、私自身はバッテリーへの影響を考えて普段はオフにしています。SUVのアウトバックBS9は電子制御の装備が多いため、長時間の待機電力消費は心配になり、常用するのは避けました。実際にはテストとして数回使ってみた程度ですが、その短い体験でも機能の仕組みはよく理解できました。
試した際には、車を停めてドアを強めに閉めただけでもセンサーが反応し、自動で録画が始まることが確認できました。感度は十分高く、小さな衝撃でも映像を残してくれるので、もし駐車中に接触やイタズラがあった場合には役立つと感じます。ただし、人通りが多い場所では頻繁に録画されてしまい、メモリーカードの容量を消費しやすい点には注意が必要でした。
一方で、アプリを使えば録画された映像をすぐに確認できるので、車に戻ったときに「何かあったのでは」と不安になった場合には安心できます。普段はオフにしているものの、旅行や長時間停めるときなど、必要に応じてオンにする使い方が合っていると感じました。つまり、常用するかどうかは人それぞれですが、A810の駐車監視は備えとして頼りになる機能であることに間違いはありません。
総合評価とおすすめポイント

アウトバックBS9で使ったからこそ感じたメリット
A810をアウトバックBS9に取り付けてみて、まず実感したのは視界の広さとドラレコの相性の良さでした。アウトバックはフロントガラスが大きく、設置位置に余裕があるため、アイサイトのカメラを避けながら自然に取り付けられました。
また、長距離ドライブや旅行で車を使うことが多い私にとって、4K映像で残せる安心感は大きなメリットでした。高速道路での追い越しや合流の場面では相手の車が一瞬で通り過ぎますが、後で映像を確認するとナンバーや車種までしっかり記録されていました。特に夜間の走行ではスタービス2センサーの恩恵を強く感じ、街灯の少ない道でも歩行者や標識を見やすく残せたのは心強いポイントです。
さらに、SUVならではの車高の高さがあるため、ドラレコのカメラアングルが広く活かせるのも利点でした。セダンやコンパクトカーに比べて視野の抜けが良く、交差点で横から入ってくる車やバイクも映像にしっかり収まりました。アウトバックの持つ「長距離移動に強い車」という特性と、A810の高画質性能がかみ合ったことで、普段の運転だけでなく旅行の記録用カメラとしても活用できるのが大きな魅力だと感じています。
こうした点から、アウトバックBS9とA810は非常に相性が良く、日常の安全装備としてだけでなく、旅の記録を残すツールとしても役立っていると実感しました。
こういう人にはおすすめしない、という注意点
A810は性能と価格のバランスが取れた優れたモデルですが、すべての人にとって最適とは限りません。まず、細かな設定やアプリ連携に不安を感じる方には向いていないかもしれません。専用アプリを使う場面が多いため、スマートフォン操作に慣れていないと使いこなすのに少し時間がかかります。シンプルに本体だけで完結するドラレコを望む方には、もう少し操作が直感的な国産モデルの方が安心できるでしょう。
また、リアカメラの画質はフルHD止まりで、フロントの4Kに比べると見劣りします。後方の記録を重視している方や、夜間の映像品質に強いこだわりがある方にとっては物足りなさを感じるかもしれません。加えて、駐車監視機能を本格的に使いたい方は、常時電源の配線が必要となり、施工に手間がかかる点も覚えておくべきです。
さらに、海外ブランドであるため、国内メーカーのようなサポート体制を期待するとギャップがある可能性もあります。説明書やアプリが日本語に対応しているとはいえ、問い合わせ対応や修理の迅速さでは国産に劣るケースも考えられます。
このように、アプリ操作を避けたい方、リア画質を最優先に考える方、あるいはアフターサービスを重視する方には、他の選択肢を検討した方が安心だと感じました。
総括(安いけど安心できるドラレコ『70mai A810』)
A810をアウトバックBS9に取り付けて1か月ほど使ってみると、このモデルの強みと弱みがはっきり見えてきました。まず強みとしては、4K録画による高精細な映像と、スタービス2センサーによる夜間の視認性の高さです。日中の走行はもちろん、街灯の少ない郊外や雨の日の夜間でも安心して映像を残せるのは大きな安心材料でした。また、アウトバックの広いフロントガラスとも相性がよく、視界を妨げることなく自然に設置できた点も使いやすさにつながっています。
一方で、リアカメラはフルHD止まりで、フロント映像と比べるとどうしても解像度の差を感じます。後方記録を重視する人には少し物足りない部分かもしれません。さらに、駐車監視機能は便利ですが、常時電源を必要とするためバッテリー負担を考えて私は常用していません。このあたりは使用環境や求める安心感によって評価が分かれるでしょう。
それでも総合的に見れば、価格と性能のバランスは非常に優れており、長距離ドライブや旅行を楽しむアウトバックオーナーにとっては頼れる相棒だと感じました。安全のための備えとしてはもちろん、思い出を映像で残すツールとしても役立つモデルです。今後も継続的に使いながら、アップデートや改善が進めばさらに価値のあるドラレコになると期待しています。