SONY標準ズームレンズ【SEL24105G】レビュー
未だに評価の高いSONY標準ズームレンズ(SEL24105G)24-105mm F4通しを購入しました。
標準ズームレンズを探している方で何を購入するか悩んでいる方も多いはず。
最初の一本として果たしてどうなのか、買って損は無いか、描写力、解像感は満足出来るのかについてレビューしていきます。
比較対象
良く比較される標準ズームレンズとしては、以下の3点が挙げられます。
- SONY SEL2470GM(Gマスターレンズ)言わずもがな最高級レンズ
- SONY SEL2470Z(ツアイスレンズ)
- SONY SEL24105G(Gレンズ)
- TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD(Model A036)
- SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN
他にもキットレンズでSEL2870がありますが、恐らく上のレンズで悩まれているのではないでしょうか。
SEL24105Gレンズを選んだ理由
僕もこの中で非常に悩みましたが、最終的には機動力を重視して、SEL24105Gを選択しました。
ソニーGマスターとSIGMAのレンズ(24-70mm F2.8)は重さが800g以上あり、機動力がとても悪くなるので、除外しました。
そして、ツアイス(24-70mm F4)の軽量コンパクトに非常に心を揺らされたのですが、同じF4通しであれば少しでも望遠が効いたほうが良いと思い、除外しました。それでも、426gは軽くて最後まで悩みました。
タムロン(28-75mm F2.8)は発売してからも評判が良く、そしてF2.8通しと言う事もあり、かなり売れているようですね。
ただ、僕は、広角側が他のレンズよりも4mm狭いのが気になって、、気になって除外しました。
SEL24105Gの特徴
- ズーム全域で高解像を実現し、本格的な動画撮影にも対応。幅広い撮影領域でオールラウンドに活躍する標準ズームレンズ
- 高度非球面AA(advanced aspherical)レンズを採用し、ズーム全域で高い解像力を実現
- ED(特殊低分散)ガラスを効果的に配置し、色収差を良好に補正
- フレアやゴーストを抑制するナノARコーティングを採用
- 円形絞りや球面収差形状の最適化で美しく柔らかなぼけ描写が可能
- 質量約663gと小型・軽量化し、Eマウントシステム全体での高い携行性を実現
- 最短撮影距離0.38m、最大撮影倍率0.31倍の近接撮影が可能
- 高速・高精度で静音性に優れたDDSSM(ダイレクトドライブSSM)を採用
- 光学式手ブレ補正機構の搭載により、手持ち撮影をサポート
- 応答性の高いフォーカスリングなど、利便性を追求した高い操作性
- レンズ最前面にフッ素コーティングを採用
- 防塵・防滴に配慮した設計
MTF曲線
MTF曲線をみても、非常にコントラスト、ヌケも良く、そして高解像度でシャープであることが見てわかりますね。
描写力・解像感
いくつか撮影してみましたが、MTF曲線の示す通り、どの焦点距離でも高解像度が得られます。
単焦点レンズにも引けを取らないのではないかとも感じます。
流石、「Gレンズ」と言った所でしょうか。
また、AF(オートフォーカス)も早く、そして静かで全く聞こえない。
動画にも適しているのではないかと感じました。
おすすめできる人
- 最初の標準ズームレンズを探している人
- 機動力を重視している人
- 標準ズームレンズだけど、解像感を求める人
- 外で撮影することが多い人
- 極力荷物を減らしたい人
まとめ
普段単焦点マニュアルフォーカスレンズをメインに使用しておりますが、この描写力であれば、これ一本で旅行は行けてしまうのでは無いかと思わせるレンズでした。
標準ズームレンズとは言え、24~105mmをカバー出来るため、万能なレンズであることは間違いありません。
さらに、APS-Cモードで撮影することで1.5倍の157mm相当で撮影することも可能です。
最初の一本としては最適な一本だと思います。
また、描写力、解像感も申し分が無いほど優秀なレンズだと思います。
ただ、安いレンズではございませんので、店頭で触れる環境にあるのであれば、是非とも触ってみて、納得して購入する事をおすすめします。
参照元:ソニー公式HP
作例
撮影機材:SONY α7ⅲ+SEL24105G