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【実機検証】SoundPEATS Clip1 レビューと音質評価

SoundPeats Clip1レビュー
TUKASA
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こんにちは。TUKASA BLOG 運営者の「つかさ」です。

最近、街中でよく見かける「耳をふさがない」タイプのイヤホン。気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回は、私が実際にこの製品(SoundPEATS Clip1)を使い込んで感じた「リアルな本音」を、良いところも少し気になったところも含めて余すことなくお伝えします。

後半では、SoundPEATS CCイヤーカフとの違いについても触れていきますので、是非、最後まで読んでいただければと思います。

この記事のポイントはこちら↓
  • 指向性技術による音漏れの少なさと、オフィスで使えるマイク性能の実力
  • LDACとマルチポイント接続の「排他利用」という重要な注意点
  • 左右を気にせず装着できる「自動判定機能」の利便性と快適さ
  • 前作SoundPEATS CCとの違いや、購入前に知っておくべきデメリット
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\ 今回ご紹介する製品はこちらです /

SoundPEATS Clip1のレビューと音質の評価

SOUNDPEATS Clip1

まずは、イヤホンとして最も重要な「音」の部分から見ていきましょう。オープンイヤー型といえば「音がスカスカする」というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、このClip1は良い意味でその予想を裏切ってくれます。ここでは音質だけでなく、周囲への配慮が必要な機能についても深掘りします。

気になる音漏れと指向性技術

SOUNDPEATS Clip1

オープンイヤーの弱点を克服する指向性テクノロジー

ながら聴きイヤホンで一番心配なのが「音漏れ」ですよね。満員電車や静かなオフィスで、自分の聴いている音楽が周りに筒抜けになっていたら大惨事です。私も初めてイヤーカフ型を試した時は、隣に座っている人に不快な思いをさせないか、常にハラハラしていました。

結論から言うと、SoundPEATS Clip1の音漏れ抑制性能はかなり優秀だと感じました。これには「指向性サウンド」という高度な技術が使われています。スピーカーから発せられる音が放射状に広がるのではなく、耳の穴(外耳道)に向かってピンポイントで飛ぶように綿密に設計されているのです。

シチュエーション別の音漏れテスト結果

実際に様々なシチュエーションでテストしてみました。まず、静寂な図書館や自習室のような環境。ここではさすがに音量を40%以上にすると、隣の席の人に「何か鳴っているな」と気づかれてしまいます。しかし、一般的なオフィス環境やカフェであれば、50%〜60%の音量でも、隣に座っている人に曲の歌詞が聞き取れるような漏れ方はほぼしません。

ここがポイント

電車内でもテストしましたが、車両の走行音がある状態なら、自分はしっかり音楽を楽しめているのに、隣の人には全く聞こえていない状態をキープできました。日常の生活音がある場所なら、常識的な音量で使う分には周囲を気にする必要はほとんどないレベルです。

他社製品や従来モデルとの音漏れ比較

過去に私が使ってきた数千円台の安価なイヤーカフ型イヤホンの中には、少し音量を上げただけで小型スピーカーのように音が周囲に撒き散らされるものもありました。しかし、Clip1はそのような安価なモデルとは一線を画す制御力を持っています。もちろん、カナル型(耳栓型)のような完全な密閉性はないため、音漏れを「ゼロ」にすることは物理的に不可能です。それでも、社会生活を送る上でのマナーを守りつつ、自分だけのBGMを楽しめるという絶妙なバランスを実現している点において、この価格帯ではトップクラスの性能を誇っていると断言できます。

通話マイク性能の実機検証

オンライン会議での音声クリアランス

リモートワークやオンライン会議がすっかり定着した今、イヤホンのマイク性能は「自分がどう聞こえるか」以上に「相手にどう聞こえるか」が重要になっています。実際にZoom会議やMicrosoft Teams、そしてLINE通話でClip1をメインに使ってみましたが、こちらの声は非常にクリアに相手に届いていました。同僚に「マイクの音質どう?」と聞いてみたところ、「ノートパソコンの内蔵マイクよりずっと聞き取りやすいし、声が遠く感じることもない」という高評価をもらえました。内蔵マイクが音声を的確に拾い上げ、自然な声質を相手に届けてくれます。

自分の声がこもらない「オクルージョン効果」の排除

個人的に、通話用途においてオープンイヤー型が最強だと感じる最大の理由が、「自分の声がこもらない(オクルージョン効果が発生しない)」という点です。一般的なカナル型イヤホンで両耳を塞いで話すと、自分の声が頭の中でゴモゴモと響いてしまい、無意識のうちに声が大きくなったり、逆に小さくなりすぎたりして疲れてしまいますよね。

Clip1は耳の穴が完全に開いているため、普段の生活と同じように、自然なトーンで自分の声を聞きながら話すことができます。長時間のオンラインミーティングが続いた日でも、耳の閉塞感や声の出しにくさによる疲労が全く違います。これだけでも、ビジネスマンにとって導入する価値は十分にあります。

注意点

通話時の環境ノイズキャンセリング機能も搭載されていますが、限界はあります。例えば、交通量の多い交差点のすぐ横や、工事現場の近く、あるいはBGMが爆音で流れているカフェなど、極端に騒がしい場所では、周囲の雑音を完全に消し去ることはできません。相手に周囲の音も一緒に届いてしまうことがあるため、「静かな室内から中程度の環境音の空間」での通話に最適化されていると考えてください。

風切り音への耐性について

屋外での通話で気になる「風切り音(ボボボという風が当たる音)」についても検証しました。強風が吹く河川敷などを歩きながら通話すると、どうしてもマイクに風が当たるノイズは入ってしまいます。ただ、マイクの配置が工夫されているのか、相手が「全く聞き取れない」というレベルになることは少なく、ある程度の風速であれば実用範囲内で会話を続けることができました。それでも、大事な商談の電話などは、できるだけ風を避けられる場所で行うのが無難かなと思います。

ペアリングとマルチポイント接続

Bluetooth 5.4がもたらす圧倒的な接続安定性

ワイヤレスイヤホンの使い勝手を大きく左右するのが接続の安定性です。SoundPEATS Clip1は最新の「Bluetooth 5.4」に対応しているため、その点については文句なしのパフォーマンスを見せてくれます。初期設定も非常に簡単で、ケースの蓋を開けると自動的にペアリングモードに入り、スマホのBluetooth設定画面から「SOUNDPEATS Clip1」をタップするだけ。わずか数秒で完了します。また、一度設定してしまえば、次回からはケースから取り出して耳に装着する頃にはすでに接続が完了しているというスムーズさです。新宿駅のような電波が飛び交うターミナル駅の構内を歩いていても、ブツブツと音が途切れるようなことは全くありませんでした。

2台同時接続(マルチポイント)の活用シーン

そして、私がこのイヤホンを仕事で手放せなくなっている最大の理由が、「マルチポイント接続」に対応している点です。これは、スマートフォンとパソコン、あるいは個人のスマホと会社支給のスマホなど、2台のデバイスに同時にBluetooth接続を維持できる機能です。

例えば、パソコンで作業用BGMを流しながら仕事をしているとします。その最中に、手元のスマートフォンに電話がかかってきた場合。これまでのイヤホンなら、パソコンの接続を切ってスマホに繋ぎ直すか、イヤホンを外して直接スマホで電話に出る必要がありました。しかしマルチポイント対応のClip1なら、そのままスマホの着信に応答ボタンを押すだけで、自動的に音声がスマホ側に切り替わり、通話を開始できるんです。通話が終われば、またパソコンのBGMへと自動で戻ります。このシームレスな連携は、一度体験すると本当にやめられません。

重要な仕様の制限(排他利用について)

非常に便利なマルチポイント機能ですが、一つだけ購入前に絶対に知っておくべき仕様があります。それは、「高音質コーデックのLDAC」と「マルチポイント接続」は同時に有効化できない(排他利用である)ということです。

LDACとマルチポイントの「排他利用」について

LDACはハイレゾ音質を実現するために膨大なデータ量をワイヤレスで転送します。一方、マルチポイントは常に2台のデバイスとの通信を監視し続ける必要があります。現在のBluetoothチップの処理能力では、この2つの重い処理を同時に行うことが難しいため、どちらか一方を選ぶ仕様になっています。
もし「せっかくのハイレゾ対応だから、最高の音質で音楽に浸りたい!」という場合は、専用アプリからマルチポイント機能を「オフ」にしてLDACを有効にする必要があります。逆に、「仕事中の利便性を最優先したい!」という場合は、LDACをオフ(通常のSBCやAAC接続になります)にしてマルチポイントをオンにします。私は普段は利便性重視でマルチポイントをオンにし、休日にじっくり音楽を聴きたい時だけLDACに切り替える、という使い方をしています。

専用アプリとゲームモードの設定

PeatsAudioアプリによる音質のパーソナライズ

SoundPEATS製品の魅力は、ハードウェアの良さだけでなく、ソフトウェア面でのサポートが手厚いことです。専用のスマートフォンアプリ「PeatsAudio」を使うことで、Clip1のポテンシャルを何倍にも引き出すことができます。アプリのUI(操作画面)も直感的でわかりやすく、初めて使う方でも迷うことはないでしょう。

特筆すべきは、豊富なイコライザー(EQ)機能です。アプリ内には「ポップス」「ロック」「クラシック」など、音楽のジャンルに合わせたプリセットが複数用意されているだけでなく、特定の周波数帯域を自分好みに細かく調整できる「カスタムEQ」も備わっています。オープンイヤー型はどうしても低音が抜けやすい傾向がありますが、このアプリのEQで低音域(ベース帯域)を少しブーストしてあげることで、想像以上にパンチのある力強いサウンドに化けます。自分だけのベストな音質を探求できるのは、ガジェット好きにはたまらない要素ですね。

実機テストで使用した視聴楽曲と音質の印象

今回のレビューにあたり、デフォルトの音質やEQの変化を確かめるため、様々なジャンルの楽曲をじっくり聴き込んでみました。実際にテストで使用したのは以下の楽曲です。

  • edamame / bbno$(低音の迫力・アタック感の確認)
  • Left and Right / Charlie Puth(左右のパンニング・ボーカルの定位)
  • いつか王子様が / Bill Evans(ピアノの余韻・ジャズの空気感)
  • Lulu / Mrs. GREEN APPLE(高音域の抜け・バンドサウンドの分離感)
  • I Will Be There With You / David Foster(壮大なオーケストレーション・音の広がり)

まず、bbno$の「edamame」のような重低音が響くヒップホップでは、12mm大口径デュアルマグネットドライバーの恩恵をダイレクトに感じます。オープンイヤーとは思えないほどベースラインがしっかり鳴り、リズムの縦の線がくっきりと見えました。また、Charlie Puthの「Left and Right」では、左右に激しく振られるボーカルのギミックが立体的に再現され、空間表現力の高さを実感できます。

アコースティックな音源であるBill Evansの「いつか王子様が」や、David Fosterの壮大な「I Will Be There With You」では、音の広がり(音場)の自然さが際立ちます。耳を塞がないため、まるで自分専用の小さなスピーカーが耳元で鳴っているような、心地よい抜け感が楽しめました。Mrs. GREEN APPLEの「Lulu」でも、ボーカルが楽器隊に埋もれることなく前面に出てきており、全体として非常にバランスの取れた、聴き疲れしないリスニング体験を提供してくれます。これらをベースに、アプリのEQで自分好みに微調整していくのが最もおすすめの使い方です。

おすすめする接続モードとイコライザー設定

一週間という短い間ですが、自分なりにイコライザーの設定が決まりましたので参考までにご紹介します。

接続はLDAC、イコライザーは以下の画像の通りです。
ただ、僕の使っているPixel10 PRO FOLDだとアンプが弱いのか、最大レベル付近での音量となりますw

この設定であれば、解像感と臨場感もあるバランスの取れた音質になっていると思いますので、買った方は是非、聴いてみてください。

また、カスタムイコライザーでは、Q値や周波数も自由に変えられるので無限大です。スピーカーの素性が良いからこそ生きてくるのではないでしょうか。

Q値を変えるとどうなる?

特定の周波数(例えば1000Hz)をブーストしたりカットしたりする際、その周波数周辺にどの程度影響を与えるかを決定します。

  • Q値が小さい場合(0.7以下など:ワイド)
    • 効果: 指定した周波数を中心に、広い範囲をなだらかに変化させます。
    • 音の印象: 自然で違和感が少ない変化になります。「全体的に温かみを出したい」「全体的に明るくしたい」といった、音色のニュアンスを変えるのに向いています。
  • Q値が大きい場合(2.0以上など:ナロー)
    • 効果: 指定した周波数をピンポイントで鋭く変化させます。
    • 音の印象: 特定の「こもった音」を削ったり、特定の楽器の「アタック感」だけを強調したりするのに向いています。ただし、極端に上げると不自然な音(金属的な響きなど)になりやすいです。
デフォルトの「0.7」の意味

オーディオ工学において「0.707 1/√2」はバターワース特性と呼ばれ、周波数特性が最も平坦で、位相の乱れが少ない「最も自然に聞こえる基準値」とされています。Soundpeatsがここを初期値にしているのは、直感的に操作しても音が破綻しにくいようにするためでしょう。

Dolby Audioがもたらす3D立体音響の驚き

もう一つの目玉機能が、アプリからオン・オフを切り替えられる「Dolby Audio(ドルビーオーディオ)」です。これを有効にすると、通常のステレオ音源が、まるで自分の周囲をぐるりと取り囲むような立体的な3Dサウンドフィールドに変換されます。音楽を聴くときも音の広がりが増して楽しいのですが、個人的に最も効果を実感したのは「映画やアニメの視聴時」です。キャラクターのセリフがより前面に出てきてクリアに聞こえるようになり、環境音やBGMが奥行きを持って響くため、スマートフォンで動画を見ているだけでも、ちょっとした映画館のような没入感を味わうことができます。

ゲームモードの実力と映像視聴時のレイテンシ

Bluetoothイヤホンで動画やゲームを楽しむ際にどうしても気になるのが「音声遅延(レイテンシ)」ですよね。銃を撃った音や、キャラクターが口を動かしたタイミングと、実際に耳に音が届くタイミングがズレると、非常に強いストレスを感じます。Clip1は、この遅延を最小限に抑える「ゲームモード(低遅延モード)」を搭載しています。

アプリから、あるいはイヤホンの左側を3回タップすることでゲームモードに切り替えることができます。実際に切り替えてYouTubeでトーク番組を見てみると、出演者のリップシンク(口の動きと声)のズレは全く認識できないレベルまで改善されました。流石にタイミングが命となるシビアな音楽ゲーム(音ゲー)や、競技性の高いFPSゲームをガチでプレイするには有線イヤホンには敵いませんが、カジュアルなスマホゲームや、Netflixでの映画鑑賞など、日常的なエンターテインメント用途であれば全く不満を感じないレベルに仕上がっています。

左右自動判定機能のメリット

AutoSense技術の画期的なメカニズム

私がSoundPEATS Clip1を数週間使ってみて、「これは地味だけど革命的だ!」と最も感動したのが、独自の「AutoSense(自動判定)」機能です。一般的なイヤホンは、形状や内部の基板設計の都合上、右耳用(R)と左耳用(L)が厳密に決まっていますよね。しかし、Clip1にはその「LとRの区別」という概念が存在しません。左右のイヤホンは全く同じ形状をしており、内蔵されたセンサーが「どちらの耳に装着されたか」をリアルタイムで検知し、瞬時に右チャンネル・左チャンネルの音声を適切に割り当ててくれるのです。

日常の「小さなストレス」を完全に排除

「それってそんなに便利なの?」と思うかもしれませんが、実際に使ってみると、この機能がもたらす快適さは計り知れません。従来のイヤホンだと、ケースから取り出すたびに、無意識のうちに「こっちが右で、こっちが左か…」と視覚や触覚で確認する作業が発生していました。特に暗い場所や、急いでいる時、あるいは荷物で片手が塞がっている時などは、この確認作業が本当に煩わしいんですよね。

しかしClip1なら、充電ケースから無造作に2つのイヤホンをつまみ出し、左右を一切気にすることなく、ただ耳に挟むだけで完璧なステレオ環境が完成します。「着けるだけで準備完了」という、この限りなくフリクション(摩擦)のない体験は、一度味わうとL/Rが固定されている以前のイヤホンには戻りたくなくなるほどの魅力を持っています。

片耳利用時のシームレスな切り替え

また、この左右自動判定機能は「片耳だけ」で使用する際にも絶大な威力を発揮します。例えば、仕事中の電話対応や、家事をしながらラジオを聴く時など、片耳だけイヤホンをつけるシーンは意外と多いものです。Clip1の場合、どちらか片方だけを耳につければ、自動的にステレオ音声がモノラル(左右の音が混ざった状態)にダウンミックスされ、音楽の片方のパートが聞こえなくなるような事態を防いでくれます。さらに、右耳につけていて疲れてきたら、そのまま外して左耳に付け替えるだけで、デバイス側が瞬時に左右を再認識してくれます。まさに「ながら聴き」を極めるために考え抜かれた、ユーザーファーストな設計だと感じます。

SoundPEATS Clip1のレビューと不具合対策

どんなに優れたガジェットにも、使い方のコツや、時にはトラブルもつきものです。ここでは、検索でもよく調べられているトラブルシューティングや、競合製品との比較について解説します。

片耳しか聞こえない時のリセット

接続トラブルが発生する原因とは

「ケースから取り出したのに、片方のイヤホンからしか音が出ない」「スマホのBluetooth設定画面にClip1の名前が表示されなくなった」「ペアリングが途中で失敗する」……こういった接続トラブルは、ワイヤレスイヤホンを使っていると誰しも一度は直面する問題です。Bluetooth通信は目に見えない電波を使っているため、周囲のWi-Fiルーターと干渉したり、スマートフォンのOSアップデートによって通信プロファイルに一時的な不整合が生じたりすることがあります。これはClip1に限った話ではなく、数万円するハイエンドイヤホンでも起こり得る「ワイヤレスの宿命」とも言えます。

工場出荷時に戻す完全リセットの手順

もしClip1でそのような論理的な接続エラーが発生した場合は、慌ててメーカーに修理に出す前に、まずは自力で「完全リセット(初期化)」を実行してみてください。内部に溜まったエラーの履歴を綺麗に消去することで、9割以上のトラブルは解決します。手順は少しだけコツがいりますが、以下の通りに行えば難しくありません。

手順具体的な操作内容と確認ポイント
1. スマホから登録解除スマホ等のBluetooth設定を開き、「SOUNDPEATS Clip1」の右側にあるインフォメーションマーク(または歯車)をタップし、「このデバイスの登録を解除(削除/忘れる)」を選択します。この作業を省くと再接続時にエラーが残るため必須です。
2. ケースへ正しく収納左右のイヤホンを充電ケースの定位置に戻します。この時、イヤホンとケースの金属接点がカチッと触れ合い、ケースのインジケーターランプが点灯し、確実に「充電状態」になっていることを目視で確認してください。
3. リセットボタンの長押しケースの蓋を「開けたまま」の状態で、ケース側面に備え付けられている物理的なリセットボタンを長押しします。約10秒間押し続けると、ケースのインジケーターランプが白と赤に数回交互に点滅し、内部メモリの消去が完了したことを知らせてくれます。

再ペアリングを成功させるためのコツ

インジケーターの点滅パターンが変わり、リセットが正常に完了したら、ボタンから指を離してください。その後、一度ケースの蓋を閉め、もう一度開けると、イヤホンは工場出荷時の真っ新な状態として再起動し、自動的にペアリングモードに入ります。スマートフォンのBluetooth画面を開き、新規のデバイスとして「SOUNDPEATS Clip1」を選択して再ペアリングを行えば、大抵の場合は片耳問題なども解消され、正常な状態に復活します。「故障かな?」と思う前に、まずはこの手順を落ち着いて試してみてくださいね。

説明書にない操作とケース仕様

タッチセンサーの操作性とカスタマイズ

Clip1の本体外側(平らになっている部分)には、タッチセンサーが内蔵されています。スマートフォンをポケットから出さなくても、耳元のタップだけで様々な操作ができるのは便利ですよね。説明書には基本的なことしか記載されていませんが、実際の使用感としては、センサーの感度は「良すぎず、悪すぎず」といった絶妙なチューニングになっています。髪の毛が少し触れたくらいでは誤作動しませんが、指の腹でしっかりとタップすれば確実に反応してくれます。

  • 音量調整: 右耳側を1回タップで音量アップ、左耳側を1回タップで音量ダウン(※デフォルト設定)。
  • 再生/一時停止: どちらかのイヤホンを2回連続でタップ。
  • 曲送り/曲戻し: 右耳を1.5秒長押しで次の曲、左耳を1.5秒長押しで前の曲。

さらに素晴らしいのが、専用アプリ「PeatsAudio」を使えば、このタッチ操作の割り当てを自分好みにカスタマイズできるという点です。例えば「1回タップでは誤操作が怖いから、音量調整は長押しに変更する」といった柔軟な対応が可能です。

装着検知機能のオン・オフと賢い使い方

Clip1の賢い機能の一つに「装着検知センサー」があります。これは、イヤホンを耳から外すと再生中の音楽や動画が自動的に一時停止し、再び耳に着けると自動で再生が再開されるという機能です。レジでのちょっとしたお会計の時などに、いちいちスマホで一時停止ボタンを押さなくて済むので非常に重宝します。
ただ、このセンサーはかなり敏感に作られているため、イヤホンを外して机の上にポンと置いた際、センサー部分が机の表面に反応してしまい、意図せず音楽が再開してしまうケースが稀にあります。もしこれが煩わしいと感じる場合は、アプリの設定から「装着検知」の項目をまるごとOFFにすることもできるので、自分の利用スタイルに合わせてオン・オフを切り替えてみてください。

ケースの携帯性とバッテリー性能のリアル

充電ケースはマットな質感で、指紋が目立ちにくいのが好印象です。サイズ感は一般的なAirPods系のケースと比べると、やや横幅がありますが、厚みは抑えられているため、ズボンの前ポケットに入れてもそこまでぽっこりと膨らむことはありません。重量もイヤホン込みで約55gと軽量です。
バッテリー持ちに関しては、カタログスペックではイヤホン単体で最大8時間(ケース込みで最大40時間)と記載されています。実際に私がSBCコーデック・音量50%で使い続けたところ、約7.5時間ほどでバッテリー低下のアナウンスが流れましたので、スペックに嘘偽りはありません。ただし、ハイレゾ伝送のLDACをオンにすると、通信負荷が跳ね上がるため、連続再生時間は約4時間〜5時間程度まで短くなります。とはいえ、10分ケースに戻すだけで約2時間分の再生ができる「急速充電」に対応しているので、日常生活でバッテリー切れに悩まされる場面はほとんどないと言って良いでしょう。

SoundPEATS CCとの比較と違い

基本スペックと価格差の比較

SoundPEATSからは、Clip1と似たようなイヤーカフ形状を持つ「SoundPEATS CC」というモデルも発売されています。「どちらを買えばいいのか?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。現在の市場価格を見ると、Clip1が約9,980円、CCが約7,580円前後と、概ね2,000円強の価格差が存在します。見た目は非常によく似ていますが、中身のスペックを細かく紐解いていくと、この2,000円の差額以上の大きな「体験の違い」があることがわかります。

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音響性能の決定的な差となるDolby Audioの有無

私の結論から申し上げますと、予算が許すのであれば、間違いなく上位機種であるClip1を選ぶことを強くおすすめします。

最近の新型SoundPEATS CCも高音質なハイレゾ音源を伝送できる「LDACコーデック」に対応するようになり、基本の音質は大きく底上げされました。しかし、それでも両者には「音響体験」において明確な差が存在します。スピーカーの心臓部であるドライバーユニットにおいて、Clip1は新開発の12mmデュアルマグネットドライバーを採用し豊かな低音を実現しているのに対し、CCは低音の迫力という点で一歩譲ります。

そして何より、映画館のような立体音響を作り出す「Dolby Audio」機能は、Clip1だけの特権です。この臨場感あふれるサウンド機能の有無だけでも、価格差を埋める価値は十分にあります。

もちろん、CCが悪い製品というわけでは決してありません。「音質にはそこまで強いこだわりはない」「ポッドキャストやラジオ感覚で音声コンテンツが聴ければ十分」「とにかく初期投資を1円でも安く抑えたい」という明確な目的がある方にとっては、CCも非常にコストパフォーマンスの高い優秀な選択肢となります。ご自身の優先順位に合わせて選んでみてください。

イヤーカフ型の装着感と欠点

N-Flex Arch構造による「無重力フィット」の実現

Clip1の装着感は、まさに「着けていることを忘れる」という表現がぴったりです。片耳わずか約5gという超軽量ボディに加え、耳を挟み込むアーチ部分には「N-Flex Arch」と呼ばれる独自の構造が採用されています。

この芯材には、柔軟性と復元力に優れた0.6mmの極細ニッケルチタン合金(形状記憶合金)が使われており、さらにその外側を肌に優しい液体シリコンでコーティングしています。これにより、耳の軟骨の厚さや形に関わらず、絶妙なテンションで優しくホールドしてくれます。

私自身、休日に朝から夕方まで8時間ぶっ通しで装着していましたが、耳のふちが赤くなったり、ズキズキと痛くなったりすることは一切ありませんでした。眼鏡のツルや、マスクの紐とも干渉しにくいため、普段から眼鏡をかけている方にも自信を持っておすすめできます。

構造上の欠点:低音の限界と騒音下での弱さ

しかし、レビューとして包み隠さずにお伝えしなければならないデメリット(構造上の欠点)も存在します。それは、オープンイヤー型という物理的な特性に起因するものです。

12mmの大型ドライバーを搭載し低音を強化しているとはいえ、やはり耳の穴を完全に密閉するカナル型イヤホンのような、腹の底に響くような重低音や、周囲の雑音を完全にシャットアウトする「究極の没入感」を得ることは不可能です。特に、地下鉄の車内や、交通量の激しい大通り、パチンコ店内といった、周囲の環境騒音が80デシベルを超えるような過酷な場所では、音楽の細かなディテールは周囲の騒音に掻き消されてしまい、ほとんど聞き取れなくなってしまいます。

アクティブノイズキャンセリング(ANC)を求める方や、純粋に「音楽の世界だけに集中したい」という目的には、そもそもオープンイヤー型は不向きであるという点は、購入前に必ず理解しておいてください。

耳の健康とイヤホン難聴リスクへの配慮

一方で、カナル型のような密閉感がないことは、耳の健康維持という観点からは大きなメリットになります。近年、スマートフォンの普及に伴い、若年層を中心とした「イヤホン難聴(ヘッドホン難聴)」が世界的な健康問題として取り上げられています。

(出典:厚生労働省e-ヘルスネット『ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)について』)

長期間、大音量で直接鼓膜に音圧をかけ続けることは聴力低下のリスクを高めますが、Clip1のように耳をふさがず、環境音と適度な音量で音楽を共存させるリスニングスタイルは、耳の疲労を軽減し、難聴リスクを抑える一助となると考えられています。ただし、オープンイヤー型であっても、周囲の騒音に負けじと過度に音量を上げすぎてしまっては本末転倒です。

※数値データや健康への影響はあくまで一般的な目安です。耳の異常を感じた場合は、ご自身の判断で専門の医療機関(耳鼻咽喉科など)へご相談ください。

SoundPEATS Clip1のレビュー総評まとめ

総評:圧倒的なコストパフォーマンス

今回は「SoundPEATS Clip1 レビュー」と題して、長期間にわたる実機での使用感や、スペックの裏側にある細かいメリット・デメリットまで徹底的に解説してきました。最後に、全体の総評をまとめたいと思います。

結論として、SoundPEATS Clip1は、1万円未満という激戦の価格帯において、市場の勢力図を塗り替えるほどの圧倒的なコストパフォーマンスを誇る傑作イヤホンです。Bluetooth 5.4の安定した接続基盤の上に、LDACによるハイレゾ対応、Dolby Audioによる立体音響、そして指向性テクノロジーによる音漏れ対策と、現在考えうる最新技術が惜しげもなく詰め込まれています。特に、「左右自動判定機能(AutoSense)」と「マルチポイント接続」の組み合わせは、私たちが日常的に感じていたデバイスへの小さな不満を見事に解消してくれました。

このイヤホンがおすすめな人、合わない人

このイヤホンが「最高に合う人」は、ずばり以下のような方々です。

  • 在宅ワークで長時間のオンライン会議をこなすビジネスマン。
    • 家事や育児をしながら、家族の呼びかけやインターホンの音にも気づきたい方。
  • カナル型イヤホン特有の耳の蒸れや圧迫感がどうしても苦手な方。
  • ウォーキングやジョギングなど、周囲の安全に配慮しながら音楽を楽しみたい方。

逆に「合わない人」は、通勤電車の中など騒々しい場所で静寂を手に入れたい方や、EDMなどのクラブミュージックを重低音でガンガン鳴らしたい方です。そういった用途には、素直にノイズキャンセリング搭載のカナル型モデル(同じSoundPEATSならAir4 Proなど)を選ぶべきでしょう。

「音楽を聴く」という体験から、「日常のすべてのシーンに自分だけのBGMを添える」という新しいライフスタイルへ。SoundPEATS Clip1は、あなたの毎日の生活を少しだけ豊かで快適なものに変えてくれる、頼もしい相棒になるはずです。イヤホン選びで迷っているなら、ぜひ一度この「無重力フィット」と「ながら聴き」の快適さを体験してみてください。

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