スバル レヴォーグVN5 A型スピーカー交換について
VN型が発売されてすぐに予約購入した愛車レヴォーグも、今年で4年目となり、何かバージョンアップしたいと思っていました。また、ジムニーに取り付ける予定で購入したフォーカルのスピーカーが(スピーカーの厚みの関係でジムニーに取り付けられなかったため)余っていたので、それを使ってスピーカー交換をすることにしました。
純正のスピーカーは調整すればまあまあな音が出るので満足していたのですが、やはり低音の響きが気になっていました。締まった低音が聞きたいと思っていたので、これは丁度良い選択だったのかなと思います。
レヴォーグVN型スピーカー交換
- スピーカー選び
- 交換作業の手順
スピーカー選び
前述したとおり、僕の場合は余っていたスピーカーを使い、施工します。後述しますが、皆さんがスピーカーを選ぶ際には、インナーバッフルのメーカーにする事をおすすめします。
今回、僕が使用したスピーカーは、フロントFOCAL RSE-165、リアFOCAL RCX165です。
皆さんが選ぶ場合には、インナーバッフルと同じメーカー、KENWOODの17cmスピーカーが良いかと思います。安く済ませるなら以下の機種。
- ケンウッド 17cm カスタムフィットスピーカー KFC-RS174S ハイレゾ対応 KENWOOD
- ケンウッド カスタムフィット・コアキシャル型スピーカー KFC-RS174 17cm KENWOOD
奮発出来るなら以下の機種かと思います。リアも同じスピーカーで頑張れば8スピーカーに・・。
- ケンウッド カスタムフィットスピーカー KFC-XS174S 17cm 3way Tuned by Victor Studio KENWOOD
交換作業の手順
交換作業の前に準備した道具や資材
インナーバッフルはKENWOOD SKX-302S(フロント)、SKX-102S(リア)となります。こちらは、適合表に「レヴォーグVN」はありませんが、問題なく取り付けが可能でした。(ただし、FOCALのスピーカーを付ける場合は加工が必要です。穴が合わない・・・。)
デッドニングキットは、安い「ZHUBANG 防音材料」を購入しました。エーモン 音楽計画 デッドニングキットでも良いかと思います。
コネクター外し工具は、絶対あった方が良いです。コネクターが外れずに時間が溶けます(笑)
ドアパネルのコネクタや、スピーカーのコネクタを外す際に、指だとどうしても手間取ってしまうので、高いものではないので、一本はあった方が良いです。
内張り剥がし工具は、デッドニングキットの付属品は品質の良いものでないので、無いなら購入することをお勧めします。カークリップはずしや内張りはがしがおすすめです。
ツイーターのスピーカーを外すために、ラチェットドライバーが必要です。ドライバーでは入らないので、ラチェットドライバーが必要となります。どんなものでも良いかと思います。
フロントドア、リアドア交換手順
手順としては、ドアパネルを外す→純正スピーカーを外す→インナーバッフルを取り付ける→新しいスピーカーを取り付ける→ドアパネルを戻すという手順となります。
ドアパネルについては、写真の赤〇が付いている箇所を外し、ドアパネルのクリップを引っ張って外す必要があります。
色々と写真を撮り忘れていてすみませんが、純正スピーカーを外した写真がこちら。
この日は風が強くて、もう、写真どころではない感じで、必死でした(-_-;)
そんな日に交換すな!って感じですが、仕方ないです(笑)
続いて、デッドニングですが、スピーカーホールのアウターパネルだけに留めています。理由は、風が強い(笑)ので、早く終わらせたかった(;^_^A
後日、スピーカーの周りも実施したいと思います。皆さんは気が済むまで貼ったら良いと思います(笑)
あまり貼りすぎるのも良くないとありますが、我々素人が行う分には貼りすぎることはないので、大丈夫だと思いますよ。
ちなみに、僕はフルデッドニングはしません。フルデッドニングをDIYで3回程、実施した経験がありますが、めちゃくちゃ時間が掛かって大変だった思い出しかなく・・(笑)なので、フルデッドニングは、専門店に任せましょう(笑)
続いて、スピーカーを取り付けるだけで完了となります。ちなみに、ケンウッドのスピーカーを購入すれば、端子は変換コネクタが付いているので差し込むだけで完了となります。ドアパネルさえ外せれば、意外と簡単に装着することが出来ます。
僕が取り付けたFOCALのスピーカーの配線方法は、T型配線コネクターを使用しました。これにより、純正のスピーカー配線に簡単に接続し、分岐させることができます。通常は、純正のコネクターをカットし、半田付けや圧着端子を用いることが推奨されますが、自分の車では取り外しや修理のしやすさを考慮してこの方法を選択しました。ただし、この方法を用いる際には圧着工具が必要ですのでご注意くださいね。
インナーバッフルの取り付けについては、穴が若干合わなかったため、付属のネジで固定できず、穴を広げて対処するという力技を用いました。皆さんにはこの方法はおすすめしません(笑)
最後の方は、「あ~も~固定できればいいや!」という気持ちになってしまっています(笑)
さて、取り付け後の写真がこちら
実はもう一つ、問題があって、FOCALのスピーカーは、簡易的なネットワークが付属していて、ネットワークから、ウーハーとツイーターの配線が出ているタイプなのです。なので、ツイーターの配線を、ドアの蛇腹から車内へ配線を引き込む必要があるのです。
これをやったことがある人はわかると思いますが、なにせメンドクサイのと時間が掛かるので、一番やりたくない作業ですよね(笑)
なので、それを回避するために、ツイーターのスピーカー側にコンデンサーを付ける事にしました。FOCALのネットワークをばらすと、4.7μFのコンデンサーが付いていたので、同じ容量の物を購入し、プラス側の配線に半田付けして完了です(笑)
4.7μFだと、大体8kHz以下をカットするイメージですので良いんじゃないでしょうか。
ツイーター交換手順
基本的には、パネルを外し、純正スピーカーを外すことで取り換えが可能となりますが、狭いのでとってもやりにくい作業となります。ツイーターを外すネジは+となっていますが、プラスドライバーは入りません。ラチェットレンチの小さいやつを利用して外すと簡単です。
また、ケンウッド製のスピーカーを購入した場合は、キットが付いているので、簡単に取り付けることが可能となりますが、FOCALの場合は、またまた加工が必要です。こちら、写真を撮り忘れてしまいましたが、ツイーターの取り付けキットに何とか工夫して取り付ける必要があります。僕の場合は、取り付けキットになんと、インシュロックで固定するという荒業を使って固定です。ちょうど、ツイーターの裏面に4mmのビス穴が開いているのでそれを利用して固定です。結構大変です(笑)
レヴォーグVN型スピーカー交換 装着後
- 交換後の音質の変化
- まとめ
- レヴォーグVN型スピーカー交換の総括
交換後の音質の変化
純正スピーカーとの比較は、期待通りに低音が締まり、歯切れの良い音となりました。重低音も良く響くようになりました。もちろん、ボリュームを上げると割れたり、ドアがビビったりしますが、純正スピーカーの時よりはボリュームが上げられます。
まずは、低音のテストのために「bbno$のedamame(feat. Rich Brian)」でテスト。純正スピーカーの時に気になっていたボワンボワンする低音から引き締まった低音になり、満足です。続いてJAZZ、「ビルエバンスのいつか王子様が」を確認、やはりウッドベースの引き締まった低音とハイハットの高音がはっきりと聞こえ、かなり解像感のある音質になりました。
YouTube Musicプレイリストはこちら
総じて交換した満足感は高いものとなりました。強風の中、頑張った甲斐がありました(笑)
サウンド設定は、以前紹介した記事の設定から、若干調整をしております。音設定の項目で、低音5、中音-2、高音-2としてます。この辺りはお好みで調整してください。
まとめ
スピーカー交換を通じて得られたメリットとしては、明らかに音質が良くなったことが挙げられます。また、純正スピーカーの音質に少し不満があり、ストレスを感じていたため、そのストレスがなくなったことが挙げられます。デメリットとしては、スピーカー交換にはお金が掛かるところでしょうか。その他のデメリットは見当たりません。簡易的なデッドニングですので、純正スピーカーに戻そうと思えば戻せるため、問題は無いかと思います。
レヴォーグオーナーの方で、純正スピーカーに不満はあるけどDIYで交換するのが難しと感じたならば、無理せず専門店に任せるのが良い選択だと思います。ディーラーでもソニックデザインのスピーカーに交換も出来ますので自身のディーラーに相談するのも良いかと思います。ちなみに、ソニックデザインの物であれば、エンクロージャー一体型のため、デッドニングの必要はありませんのでポン付け出来ます。
レヴォーグVN型スピーカー交換の総括
記事の内容を簡単にまとめました。
- レヴォーグVN型のスピーカー交換は音質向上のために行われる
- 純正スピーカーは調整でまあまあな音が出るが、低音の響きに不満がある
- スピーカー選びでは、インナーバッフルのメーカーを選ぶことが推奨される
- ケンウッドの17cmスピーカーがコストパフォーマンスに優れている
- 交換作業にはインナーバッフル、デッドニングキット、コネクター外し工具が必要
- フロントドアとリアドアの交換手順にはドアパネルの取り外しが含まれる
- デッドニングはスピーカーホールのアウターパネルとスピーカーの周りに留めるのが一般的
- スピーカー交換後の音質は低音が締まり、解像感が向上する
- サウンド設定の調整で更なる音質改善が可能
- スピーカー交換のメリットは音質の向上とストレスの軽減
- デメリットとしては交換にかかる費用が挙げられる
- 簡易的なデッドニングの場合、純正スピーカーに戻すことも可能
- DIYが難しい場合は専門店に依頼するのが良い選択
- ソニックデザインのスピーカーはエンクロージャー一体型のため、デッドニング不要でポン付け可能
- レヴォーグオーナーは純正スピーカーに不満があれば交換を検討するべき